雪囲い作業|青森市役所前・市内小学校ほか

雪の重みからカシスの木を守る「雪囲い」を行う季節になりました。

豪雪地帯となる青森市の「あおもりカシス」生産者園地では毎年、雪が積もる前に雪囲いの作業に追われます。

『雪囲いを怠ると?』

豪雪の影響で枝折れが発生し、翌年の収穫が減る要因に繋がります。基本的に、剪定(倒れた枝・古くなった枝を切る)→結束(支柱を立て荒縄などできつく巻き上げる)の順番で行います。結束が緩かったり、先端が開いていると雪の重みでカシスの木が潰れてしまうこともあり、一つ一つ丁寧な作業をする必要があるため、一見地味ですが大変な作業です。

あおもりカシスの会事務局では、青森市役所駐車場内や青森市内小学校にあるカシスの木の雪囲いをしました。春先にしっかり剪定した為、改めて剪定は行いませんでしたが、今年は特に葉を残している木が多かったことから、例年よりやや暖かいことが影響しているのかもしれません。

初めて雪囲いを経験するスタッフがいたこともあり、ちょっとしたハプニングや慣れない作業で苦戦することもありましたが、今年も無事に終えることができました。

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>「あおもりカシスの会」とは

「あおもりカシスの会」とは

「あおもりカシスの会」は、1985年に組織されたあおもりカシスの生産者団体です。

会ではあおもりカシスの生産・加工・販売と普及活動を推進していますが、
生産者の高年齢化による収穫量減少やPR不足によるマーケット認知度の低さなど、複数の課題を抱えてます。

魅力あふれるあおもりカシスを地元のみなさんがもっと知って、食べて、健康につながって、さらに生産活動に協力していただける。
そんな持続可能な生産消費サイクルができれば、私たちの暮らす青森が持続可能な地域社会になる、つまりSDGsの実現に繋がると私たちは考えています。