『あおもりカシス』 地理的表示登録産品への『第1号』登録決定!

12月22日(火)農林水産省が農林水産物や食品の名前を国が地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度」における初めての登録産品について発表し、青森市特産であるあおもりカシスが全国の中で第1号に認定され、あおもりカシスの会会長の石岡大亮ほか役員が、農林水産省(東京千代田区)で行われた「地理的表示登録産品発表会・登録証授与式」に出席いたしました。
またこれを受け22日同日、副会長の林健司が鹿内青森市長に登録の報告を行い、鹿内市長から「市としても、あおもりカシスの名が全国に広く認知されるよう、ブランド力を高めるとともに、さらなる販路、消費拡大を全力でサポートしたい」と力強い言葉をいただきました。

認知度がまだまだ低いことや手摘み収穫のため量産ができず、なかなか全国に広めることはできておりませんが、あおもりカシスの会がこれまで取り組んできた生産力向上や安全・安心なものであるというあおもりカシスのブランドが評価されたのだと感激しております。東北で初めての登録になるので、それに恥じないよう更なる生産量の増加や高品質なカシス作りを目指し、積極的に販路を拡大していきたいと思います。

【あおもりカシスとは】
「あおもりカシス」は平成27年1月に青森県地域産業資源の一つに指定され、公的な認証を取得しています。これまであおもりカシスは、企業から表彰や、各機関や団体と協働した地域振興への取組、また料理雑誌等から高い評価を受けております。
国内で流通するカシスのほとんどは、大量生産や流通に対応できるように品種改良が進んだ海外産であり、カシス特有の酸味が少なく、機械収穫しやすいよう熟期が揃う品種など、改良されたものが多いのが現状です。
一 方、青森市で栽培される「あおもりカシス」は約40年前から導入されて以来、大切に守り育てられ、地域に根差した品種の一つとして定着しています。そし て、本来のカシスが持つさわやかな酸味や独特の芳香が豊富であるため、甘味を付けたり、乳製品と合わせたりなど加工に適した品種となっています。
また機械収穫ではなく、完熟したものから選別し、すべて手摘みで行っていることも特徴の一つです。

【あおもりカシスの歴史】

【地理的表示保護制度とは】
伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結びついており、その結びつきを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として国に登録できる制度です。

(農林水産省HPへ)
地理的表示(GI)の登録について
地理的表示保護制度の詳細はこちら